西田シャトナーDATA

西田シャトナー(にしだ しゃとなー/Nishida Shatner)

作家・演出家・折り紙作家・俳優

生年月日/1965年8月13日生

身長/174cm 体重/75kg 靴サイズ/26.5cm 

特技/ギター、歌(ブルース)、ウクレレ、デザイン


 

 

《略歴》

 

1965年、大阪生 作家・演出家・俳優・折り紙作家。

幼少時から折り紙については天才的な才能を発揮し、小学生時代に大人たちを相手に折り紙講習会で講師を務めるほか、折り紙専門誌にも「天才少年」としてとりあげられた。

高校時代から自主映画制作に傾倒し、学校文化祭で脚本・監督した15分のパロディ映画(8ミリ作品)は、学内で圧倒的に面白いと評判を呼びリピーターが続出、延べ動員人数は全校生徒数に匹敵する1500人を記録した。

 

1985年、神戸大学演劇研究会「はちの巣座」に入団。後に惑星ピスタチオを共に旗揚げする腹筋善之介と保村大和が同期におり、同じく平和堂ミラノが先輩として在籍していた。また翌年、後輩として佐々木蔵之介と登紀子(後に惑星ピスタチオプロデューサー)が入団している。また、劇団内ではないが、選考する中等教育美術科クラスには遠坂百合子(後に惑星ピスタチオ俳優)がいた。

1986年、はちの巣座において2年生時に、初戯曲『港のウィンダム』にて、1年に1度の劇団の学校外公演の脚本/演出担当に抜擢される。この公演は、はちの巣座初のオリジナル戯曲による公演となった。当時の出演メンバーとして、腹筋善之介と保村大和、スタッフとして佐々木蔵之介が参加、宣伝美術として遠坂百合子が参加した。

 

1990年、神戸大学在学中に、腹筋善之介、平和堂ミラノ、保村大和、佐々木蔵之介、遠坂百合子、プロデューサー登紀子らとともに、劇団「惑星ピスタチオ」を旗揚げ。

映像でなければ不可能だと思われる壮大なSF的アイディアを脚本に盛り込み、奇抜な演出アイディアとパワフルな俳優の演技を駆使して表現した。演劇の可能性を広げるその演出手法は、観客からの支持を得、後の劇団たちに影響を与えた。やがて劇団の一公演での観客動員数は2万人に達するが、2000年に解散。解散時のメンバーの中には、現在演出家として活動する末満健一(ピースピット)などがいた。

 

2012年から、漫画原作の演劇化作品である舞台『弱虫ペダル』シリーズを手掛け、従来の漫画原作舞台の域を超越した冒険的演出と、若い役者のクリエイティビティを活かすカンパニー作りが評価を得て、新たな2.5次元舞台の潮流の立役者と言われる。

 

2014年には、オリジナル戯曲を上演するシリーズ「SHATNER of WONDER」をスタート。

 

2018~19年は、TVシリーズ『ルパン三世PART3』第20話『怪盗銭形』、TVスペシャル第27作『ルパン三世 プリズン・オブ・ザ・パスト』に脚本家として参加した。

 

2020年からの感染症拡大の時期にも、アイビス・プラネット(登紀子プロデューサー主催)制作によるオンライン演劇や即興と脚本によるハイブリッド演劇など、さまざまな演劇スタイルに取り組み、演劇作品を世に送り出し続けている。

 

《参考/惑星ピスタチオ》

1990年旗揚げ/2000年解散

在籍メンバー:腹筋善之介(座長・俳優)、西田シャトナー(作家・演出家)、平和堂ミラノ(作家・俳優)、保村大和(俳優)、佐々木蔵之介(俳優)、宇田尚純(俳優)、遠坂百合子(俳優)、末満健一(俳優)、福岡裕美子(俳優)、いちいりえ(俳優)、髙橋俊博(俳優)、鎌田香織(俳優)、地上チカ(俳優)、登紀子(プロデューサー)、斎藤まさみ(衣裳)、塩谷雅子(制作)、ほか

詳細→アプリコット・バス/惑星ピスタチオ

 

《受賞歴》

■第3回上岡演劇祭(上岡龍太郎氏主宰) 奨励賞 /『白血球ライダー』(1991)

■第7回テアトロ・イン・キャビン戯曲賞 佳作 /『熱闘!! 飛龍小学校』(1992)

■第7回パルテノン多摩演劇祭 グランプリ /『白血球ライダーDX』(1994)

■第1回日本映画エンジェル大賞 大賞 /『ROBO-ROBO』(2002)

さよならOMS緊急企画・漫画朗読最強タッグ決定戦 優勝 / 都木淳平氏とのタッグ(2002)

■佐藤佐吉演劇祭2005 優秀戯曲賞 /『宇宙猿』(2005)

■名古屋市演劇博覧会 ちくさ座賞 /『サムライヘルメッツ』(2007)

■名古屋市演劇博覧会 ハイスクールミーティング賞 /『サムライヘルメッツ』(2007)

■エムキチビートひとり芝居企画 Fight Alove 4th 観客投票1位 /『手帳に喰われた男』(2014)

 

 

《主な作品》

 

【演劇作品】

『破壊ランナー』脚本・演出(93年、95年、99年、2012年、2017年)

■ 『ロボ・ロボ』脚本・演出(95年、2014年、2015年、2021年)

■ 舞台『弱虫ペダル』(マーベラス/2012年~)

『遠い夏のゴッホ』(2013年、2017年)

 

■ 『熱闘!! 飛龍小学校』脚本・演出(92年、96年、2016年)

■ 『ソラオの世界』脚本・演出(2009年、2010年、2011年、2017年)

■ 『銀河英雄伝説 第一章 銀河帝国編』脚本・演出(2011年)

 

■ 『R.U.R.ロボット』翻訳・演出(2009年、2014年)

■ 『白血球ライダー』脚本・演出(92年、93年、99年)

■ 『Believe』脚本・演出(95年、2001年、2002年)

■ 『4人のN氏』脚本・演出(2000年)

■ 『保村大和ひとり芝居 マクベス』脚本・演出(2002年)

■ 『サムライヘルメッツ』脚本・演出(2008年) 

■ 『ハンサム落語』出演(2020年) 

■ 『異界の魚』脚本(2021年)

『尋問』脚本(2021年)

 

■舞台『灼熱カバディ』脚本監修・演出(2022年)

■名古屋おもてなし武将隊『Believe2023 六人の覇王』 脚本・演出(2023年)

 

【映像作品】
■ 『ルパン三世 PART5』第20話『怪盗銭形』脚本(辻初樹監督 
2018年)

■ 『ルパン三世 プリズン・オブ・ザ・パスト』脚本(辻初樹監督 2019年)

■ 『ジョゼと虎と魚たち』出演(犬童一心監督 2003年)

 

■ 『私がもらったビールと雑草』監督・脚本(2004年/短編映画サイトにて公開)

■ 『煙をめぐる冒険』主演(秋山健樹監督/未公開)

■ 『遭難度F』脚本(2020年)

 

【小説】
■ 『鉄の星のピノキオ』(エモーションWebサイト連載/07年)

 

【折り紙】
■76年 折り紙専門誌『おりがみ』に「カマキリ」発表(11歳)

■79年 第3回世界のおりがみ展に「ミヤマクワガタ」出展(14歳)

■83年 第5回世界のおりがみ展に「エイリアン」「プレシオサウルス」出展 

■84年 アニメ・マンガ雑誌『ファンロード』に「エイリアン」発表

■85年 第6回世界おりがみ展に「カラス天狗」「海のカニ」出展

    アニメ・マンガ雑誌『ファンロード』に「クール星人」発表 

■93年 転職情報誌『デューダ』折り紙特集に「ティラノサウルス」発表 

■94年 毎日TV『屋台の目ぇ』出演

■96年 折り紙専門誌『をる』に「カニ」「河童」発表

■09年 西田シャトナーおりがみ展『22.5°の宇宙』開催(墨東まち見世2009参加)

■10年 カフェ展『22.5°の宇宙Ⅱ』開催(六本木カフェ・フランジパニ)

    企画展『黒猫展』参加(bar neue*)

    企画展『折-ORI-』参加(国際フォーラム アートショップ)

■11年 日本TV『人生が変わる1分間の深イイ話』アートスペシャル出演

    政府広報誌『Highlighting JAPAN』8月号に日本の芸術家として掲載

■12年 国際会議「サイボス(Sibos)」イベントに折り紙アーティストとしてパフォーマンス参加

    作品展『22.5°の宇宙Ⅲ』開催(ARAKAWA 1-1-1ギャラリー企画展)

    日本TV『スッキリ!!』に折り紙作家として出演

    フジTV『めざましテレビ』に折り紙作家として出演

    TV朝日『やじうまテレビ』に折り紙作家として出演

    名古屋テレビ『ドデスカ!』に折り紙作家として出演

    東京新聞、中日新聞に作品展記事掲載

■13年 特別展『22.5°の宇宙』開催(諸橋近代美術館 

■23年 ィーン・オーストリア応用美術館 『FALTEN展』 出品

 

【審査員としての近年の参加演劇祭】

「黄金のコメディフェスティバル」(2013年~/西田は14年から参加/審査員として)

「モノローグ演劇祭」(2019年/審査委員長として)

「関西演劇祭」(2019年~/スペシャルサポーター、スーパーバイザーとして)

 

【俳優としての近年の活動】

■14年 一人芝居企画「Fight Alone 4th」で優勝

■21年 「ハンサム落語」出演